靴履けない股関節痛

「靴を履こうとすると股関節が痛い」 「前にかがめないから靴下も靴もひとりで履けない」 「病院では様子を見ましょうと言われたまま」

そんな方に向けて書いています。


股関節が痛くて靴が履けない本当の理由

靴を履く動作には、股関節をある程度曲げる力が必要です。

股関節の動きが悪くなると、前にかがむことができず、手が足元に届かなくなります。

変形性股関節症や脊柱管狭窄症、骨盤のゆがみなど、原因はさまざまです。

ただ共通しているのは「股関節が本来の動きをできていない」という状態です。


お尻から足のしびれが出る理由

股関節と坐骨神経の関係を示すイラスト

股関節の動きが悪くなると、坐骨神経を圧迫してお尻から足にしびれが出ることがあります

股関節の深部には梨状筋という筋肉があります。坐骨神経はこの梨状筋のすぐそばを通っています。

股関節の動きが悪くなると梨状筋が緊張し、坐骨神経を圧迫してお尻から足にかけてしびれが出ることがあります。

「股関節が痛いのに、なぜか足もしびれる」という方は、このケースに当てはまることがあります。

坐骨神経痛についてはこちらでも詳しく書いています。


実際にあったこと

68歳の女性の方です。

運動しようとフィットネスクラブを体験したところ、股関節が痛くなりしびれも出てきた、と来院されました。

整形外科では脊柱管狭窄症と股関節の変形を指摘されていました。骨粗しょう症もあり、「絶対に転ぶな」と言われていました。

来院時、股関節はほとんど上がらず、引きづりながらビッコを引いてきました。

その日の施術で、全く上がらなかった股関節が上まで上がるようになりました。

その後2週間ごとに通われています。

「痛い」と言いながら来て、その日にすっきりして帰っていく、というメンテ目的で来てます。

ある時、転倒してしまいました。

骨粗しょう症があるので骨折が心配でしたが、かすり傷と打ち身だけで、普通に歩いて来院されました。

関節トレーニングで関節と筋肉が守られていたのだねとご本人は言ってました。

※個人の感想であり、効果には個人差があります。医療行為ではありません。

病院ではどう言われたか

レントゲンとCTで検査したところ、股関節の隙間が狭くなっていること、椎骨が潰れかけていることがわかりました。骨粗しょう症もありました。

処方されたのは骨粗しょう症の薬と痛み止めだけ。特別な処置はありませんでした。

「絶対に転ぶな」と「転んだら一巻の終わりだからね」とも言われて帰されました。

痛みとしびれは残ったまま。何をすればいいのか、このままでいいのか、答えのないまま過ごすことになりました。

日本整形外科学会でも変形性股関節症について詳しく解説されています。

なぜフィットネスで股関節を痛めたのか

フィットネスで股関節を痛める原因を示すイラスト

内ももを鍛えているつもりが、実は股関節に負担をかけていることがあります

内ももの筋肉のことを内転筋といいますが、

内転筋を鍛えるために、太ももを左右に開いたり閉じたりする運動をしました。

内転筋は足は地面に着地した状態で、股関節を伸ばして内旋した状態でないと鍛えることはできないです。

しかしこちらのクラブでは、足は地面についてない状態で腰かけて膝に板を挟んでで左右に閉じたり開いたりした運動

または足を上げて伸ばして左右に動かす運動で

太ももを外側に開く動きをすると、内ももではなく骨盤の外側に力が入ってしまいます。骨盤が外に引っ張られて広がる。

股関節は骨盤と太ももの骨がつながっている場所です。骨盤が外に広がる力が繰り返しかかると、股関節に無理な力がかかって痛みが出ます。

「内ももを鍛えているつもりが、実は股関節を痛めていた」ということが起きていました。

股関節の外側が痛くなると、なぜしびれが出るのか

梨状筋と坐骨神経の位置関係を示すイラスト

梨状筋が緊張すると坐骨神経に触れ、お尻から太もも・すねにかけてしびれが出ます

フィットネスで間違った運動を続けると、太ももの外側にあるTFL(大腿筋膜張筋)という筋肉が使いすぎになります。

TFLが緊張すると、骨盤が前に引っ張られて前傾してしまいます。

骨盤が前傾すると、本来骨盤を支えるはずの腸腰筋という筋肉がうまく働かなくなります。腸腰筋はサボり筋になってしまう。

腸腰筋がサボると、その代わりに腸腰筋と同じ働きをする梨状筋という別の筋肉が変わりに頑張りだして緊張します。

梨状筋は股関節の深部にある筋肉で、坐骨神経のすぐそばを通っています。

梨状筋が緊張して硬くなると、坐骨神経に触れてしまいます。それがお尻から太もも、すねにかけてのしびれや痛みとして現れます。

「股関節を痛めただけのはずなのに、なぜか足までしびれる」という方は、このような連鎖が起きていることがあります。


当院で見ていること

当院では神経整体と関節トレーニングを組み合わせています。

股関節が「動かない」状態には、神経の伝達のズレと、使われていない筋肉の両方が関わっていることが多いです。

痛い場所を直接強く押すのではなく、神経の働きを整えながら、股関節を支える筋肉を少しずつ目覚めさせていきます。

「治してもらう」のではなく、自分で動ける体を取り戻すための通過点として関わっています。

股関節が動かない本当の理由

体全体の筋肉連動と股関節の関係を示すイラスト

足の指・膝・上半身まで、体全体の連動が股関節の動きに影響しています

股関節を動かすのは腸腰筋という筋肉です。足を上げる、外側に開く、胡坐をかく、こういった動作はすべて腸腰筋が働いて初めてできます。

ところが、腸腰筋だけが問題とは限りません。腸腰筋の動きを支えているのが、内側ハムストリング・後脛骨筋・母指球といった筋肉です。これらの動きが悪くなるだけで、股関節が動かなくなることがあります。

また、反対側の股関節が伸びないことで、足を上げる動作が妨げられている場合もあります。

当院ではまず歩き方を見ます。腕が前後に振れていない方は、それだけで足の動きが制限されていることが非常に多い。

股関節だけでなく、足・膝・上半身・肩甲骨・手首まで動きを整えていきます。この方はひどい外反母趾がありました。足の指の筋力と着地を正常に戻すと、腸腰筋と内側ハムストリングの働きが一気に改善し、股関節の動きがなめらかになります。

痛みが消えるのはそのあとです。その場で足が軽くなり、上まで上がるようになり、しびれもなくなる。ニコニコと笑って帰っていかれました。

痛いところだけを見ても改善できない理由

股関節痛の原因が全身にあることを示すイラスト

痛みの原因は痛い場所ではなく、別の場所にあることが多いです

腕や足を動かすとき、その動作に使われる筋肉は一つではありません。全身の筋肉が連動して、はじめて動きが成立しています。

股関節が痛い場合も同じです。股関節そのものに問題があるのではなく、股関節を動かす筋肉に余計な負担をかけている別の筋肉が原因であることが多い。

その原因が足の指にある場合もあれば、肩甲骨や手首にある場合もあります。痛い場所だけをほぐしたり押したりしても、原因が別の場所にあれば根本からは変わりません。

体全体の動きを見て、どこが連動を邪魔しているかを探す。それが当院のアプローチです。

神経整体とは

神経整体は、筋肉ではなく神経の伝達に働きかける施術です。痛みや動きの悪さの原因を神経系から整えることで、体が本来の動きを取り戻していきます。

詳しくは→[神経整体とは]


こんな方に来ていただいています

  • 股関節が痛くて靴や靴下が履きにくい
  • 病院で「まだ手術ではない」「様子を見ましょう」と言われた
  • 変形性股関節症・脊柱管狭窄症と診断されている
  • しびれもあるが原因がはっきりしない
  • 強い刺激が怖い、やさしい施術を探している
  • 膝も痛い

股関節痛・膝痛についてはこちら

よくある質問

Q. 自宅でできるストレッチや運動はありますか?

関節トレーニングは体の深層部にある筋肉を動かすものです。正しく行えば効果がありますが、間違ったやり方では逆に悪化する恐れがあります。

自己流で頑張って動かすよりも、まず炎症を落ち着かせることが先です。特に炎症が起きているときは、無理に体を動かさないようにしてください。

「何もしない」ことが、回復への近道になることがあります。

Q. セルフケアはありますか?

あります。ただし、最初からセルフケアだけで改善しようとするのはおすすめしません。

まず週に一度通っていただきながら、正しく動かせる筋力をつけていきます。体が安定してきた段階で、元に戻らないよう関節トレーニングのセルフケアをお伝えします。その方の状態に合わせてお伝えするので、指示通りに行ってください。

Q. どのくらいで改善しますか?

重症度によります。

手術を勧められているけど避けたい方は、かなり変形が進んでいる状態です。その場合は週2回の通院を12回、その後は週1回、2週間に1回と間隔を伸ばしていくイメージです。

軽症の方はもう少し早く安定することもあります。

まずは一度来ていただいて、状態を確認してからお伝えします。

Q. 病院で痛み止めを処方されています。薬は飲んでも良いですか?

飲んでください。

痛みがあるとき、筋肉は緊張した状態になっています。筋肉が緊張したままでは施術の効果が出にくく、体もリラックスできません。痛いときは薬を飲んで、痛みを和らげた状態で来ていただく方が施術の効果が出やすいです。

Q. コルセットや腰痛ベルトは外した方が良いですか?

一番楽な状態でいてください。施術中は外していただきますが、それ以外は無理に外す必要はありません。

施術後はコルセットを忘れてしまうくらい改善する方が多いです。お帰りの際はお忘れなく。

股関節の痛みで「このままでいいのか」と感じている方へ

手術を勧められているけど踏み切れない、病院で様子を見ましょうと言われたまま、そんな方はその痛み、いつまで我慢しますか?もあわせてご覧ください。

お客様の声

50代女性・交通事故後の股関節痛 もともと側弯があり、交通事故に遭われた方です。太ももの表にしびれがあり、痛みのある側ではなく反対側から施術を始めました。「腰椎4番に問題がある」とお伝えしたところ、病院で言われた内容と同じだったとのことで、信頼していただけました。

50代女性・股関節痛のみ 股関節の痛みで来院。初回の施術でその場で楽になり、その後再発なし。

60代女性・肺がん再発治療中 手術後の後遺症で首肩がメインの悩みでしたが、股関節も痛いとのことでした。腸腰筋のセルフケアをお伝えしたところ、股関節の痛みはすぐに楽になりました。治療と並行しながら通っていただいていました。

※いずれも個人の感想です。効果には個人差があります。医療行為ではありません。


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仙台長町の整体院dolmilでの施術風景

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