
起き上がるたびに腰が痛い。年のせいではないかもしれません。
寝起きに腰が固まる腰痛
朝、目が覚めたとき、腰が固まったように感じる。
ベッドから起き上がるのに時間がかかる。少し動くと楽になるけれど、また次の朝に同じことが起きる。
「年のせいかな」「仕方ないのかな」と思いながら、毎朝同じ繰り返しが続いている方は少なくありません。
なぜ朝に腰が痛くなるのか

寝ている間、体はほとんど動きません。
本来、腰を支えるのは股関節・お尻・背中の筋肉です。これらがうまく使えていないと、寝ている間も腰だけに負担が集まり続けます。長時間その状態が続くため、朝起きたときに腰が固まったような痛みが出ます。
少し動くと楽になるのは、動くことで血流が戻るからです。でも体の使い方が変わらなければ、翌朝また同じことが起きます。
実例:80代女性、約1年半の経過
自転車で転んで骨折したことがきっかけで来院されました。
毎朝、ベッドから起き上がる前に股関節をトントンと叩いてほぐしてから、ようやく立ち上がれる状態でした。新聞を取りに玄関を出ただけで転んでしまったこともありました。来院のたびにタクシーを使っていました。
「腰が痛い」と来院されましたが、確認してみると股関節がほとんど動いていませんでした。特に股関節を外側に開く動きができない状態で、骨盤が前に傾いていました。足を見ると、親指が弱く足のアーチが崩れた扁平足の状態でした。
膝が曲がりにくい、足が上がらない、股関節が痛い、そして腰も痛い。これらがすべてつながっていました。
施術の中で気づいたこと
硬くなっている筋肉がどの動きのときに硬くなっているかを確認します。股関節の角度を変えながら止めてみる、膝を曲げた位置・伸ばした位置で止めてみる。どこでブレーキがかかっているかを探しながら、緩めていきます。
股関節・膝・背中と確認していくうちに、足の指に力が入っていないことがわかってきました。最初から親指を疑っていたわけではありません。体全体を順番に見ていった結果、たどり着いた場所が足の指だったのです。
足の指が地面をしっかり踏めていないと、股関節・お尻・背中の筋肉が連動しません。腰だけが頑張りすぎる状態になります。
この、どこでブレーキがかかっているかを確認して緩めていく施術を当院では神経整体と呼んでいます。そして、サボってしまっている筋肉を働かせていくのが関節トレーニングです。この方の場合は足の指のトレーニングがそれにあたります。
足の指をギュッと曲げる運動を続けることで、股関節が動き始め、朝の痛みが軽くなっていきました。
来院時はタクシーだった方が、最後は三輪車で通えるようになりました。痛みがなくなったとご連絡をいただき、そのまま卒業されました。
※個人の感想であり、効果には個人差があります。医療行為を目的としたものではありません。
当院では何をするのか
腰を重点的に揉んだり押したりはしません。その理由はこちらで詳しく書いています。
痛みがある場所の筋肉は頑張りすぎている状態です。脳が「それ以上動かすな」とブレーキをかけているため、固く張ったまま動きにくくなっています。ブレーキの原因を探すと、たいてい別の場所にあります。
朝だけでなく、立ち上がると腰が痛い、長時間座ると腰が痛いという方も同じ考え方で対応しています。また、腰の痛みに加えて足のしびれがある場合は、脊柱管狭窄症や坐骨神経痛が関係していることもあります。
こんな方に来てほしい
- 毎朝同じ場所が痛くて、ずっと繰り返している
- 病院で「異常なし」「様子を見ましょう」と言われた
- マッサージでは一時的に楽になるが戻る
- 原因をちゃんと知りたい
体の状態を一度確認してみませんか。初回で今後どうするかを決める必要はありません。