緊張型頭痛

緊張型頭痛

休みの日も、肩や顎に力が入ったまま。マッサージを受けた直後は楽になるのに、数時間後にはまた元の重さに戻る。そういった経過をたどっている場合、体そのものが「緊張したまま力を抜けない状態」になっている可能性があります。これを緊張型頭痛と言います。

緊張型頭痛とは?なぜ「休む」だけでは治らないのか

日本で最も患者数の多い頭痛とされ、有病率は22.4%と報告されています。頭の両側が締め付けられるような、圧迫感のある鈍い痛みが特徴で、片頭痛のようなズキズキとした拍動性の痛みはありません。痛みの強さは軽度〜中等度で、日常生活に支障が出ることはあっても、寝込んでしまうほどの強さになることは少ないとされています(日本神経学会)。

原因としては、身体的・精神的ストレス、口や顎の使い方の癖などが関わっているとされていますが、発症のメカニズムには今なお不明な点も多いのが実情です(日本頭痛学会)。ただ、臨床の現場でよく見られるのは、首や肩の慢性的なこりが、頭部周辺の筋肉が緊張し続けている状態につながっているケースです。

特徴的なのは、「休んでも力が抜けない」という点です。交感神経が優位な状態(体が常に警戒モードになっている状態)が続いていると、寝ていても筋肉の緊張が取れにくくなります。食いしばりが強い方に多く見られる頭痛でもあります。

なお、これまでに経験のない激しい頭痛や、短時間で急激に痛みがピークに達する頭痛、発熱・手足のしびれを伴う頭痛の場合は、ここで説明している状態とは異なる病気が隠れている可能性があります。その場合は自己判断せず、早めに脳神経内科・脳神経外科を受診してください(日本頭痛学会)。

こんな経過をたどっていませんか

このタイプの頭痛は、性格的に頑張り屋・責任感が強い方に多い傾向があります。「なんとかしなければ」という緊張状態そのものが、体を緩めることを妨げている場合があります。

ヘッドスパで良くならない理由

疲れた時、「ヘッドスパで癒されたい」と思う方は多いと思います。健康で体力のある方が、一時的な癒しとして受ける分には、ヘッドスパは効果的な選択肢のひとつです。

ただし、こうした頭痛や自律神経の乱れを抱えている方には注意が必要です。ヘッドスパは頭皮の筋肉を揉んで血行を促進する施術ですが、この「血行促進」自体が、頭痛のタイプによっては症状を悪化させることがあると指摘されています。血流が急激に変化することが、神経が過敏になっている状態には刺激として働いてしまう場合があるためです。

つまり、ヘッドスパと神経整体は、似ているようで狙っているところがまったく違います。ヘッドスパは「揉んで血流を上げる」施術です。当院で行う神経整体は、揉むという行為をしません。ストレスにならない程度の圧で密着し、脳や神経の通り道をイメージしながら、体の反射を引き出して整えていきます。

整体院dolmilでのアプローチ

当院では、力の入った体を「ほぐす」のではなく、「緩んでいい」と体に思い出してもらうことを大切にしています。

神経整体

強い刺激はありません。揉む・押すという感覚ではなく、施術者が密着し、ストレスのない圧で神経の通り道を整えていきます。「何をされているか分からないのに、終わったら体が軽い」という感想をよくいただきます。

深いリラックスへのアプローチ

神経整体に加えて、深いリラックスを届ける施術も取り入れています。頭に触れる施術ですが、揉むことはありません。ごくわずかな圧で、体の反応が集まりやすい部分にじんわりと働きかけることで、眠くなるような深い脱力感を感じる方が多くいらっしゃいます。

この深いリラックスをもたらす施術は、「脳もみ」と呼んでいます。頭に軽く手を添え、緊張をゆるめていく施術です。

長年、気を張って生きてきた体ほど、「力を抜いていい」という感覚自体を忘れてしまっています。当院の施術は、その感覚を思い出していただく時間です。

この「眠くなるような深い脱力感」は、不眠に悩む方からも「気がつけば眠っていた」というお声をいただく感覚と同じものです。不眠でお悩みの方へ、当院で大切にしている考え方をまとめています。

よくある質問

整体で緊張型頭痛は治りますか?

この頭痛そのものを整体が「治す」とは言えません。ただ、首・頭部周辺の慢性的な緊張が減ることで、頭痛の出る頻度や強さに変化を感じる方は多くいらっしゃいます。

マッサージやヘッドスパと何が違いますか?

マッサージやヘッドスパは筋肉を揉んで血行を促進する施術です。当院の神経整体は揉むことをせず、神経の通り道を整えることを目的としています。血行促進による刺激が合わない方にも受けていただきやすい施術です。

施術中、何か特別なことをするのですか?

特別な訓練やトレーニングをしていただくことはありません。力を抜いて受けていただくだけの、受け身の施術です。

何回くらいで変化を感じますか?

個人差がありますが、当院では3〜5回で体の緊張の抜け方に変化を感じる方が多いです。

すぐに病院を受診したほうがよい頭痛はありますか?

これまでに経験のない激しい頭痛、短時間で急激に痛みがピークに達する頭痛、発熱や手足のしびれを伴う頭痛がある場合は、自己判断せず脳神経内科・脳神経外科を受診してください。

緊張型頭痛についての詳しい情報は、日本頭痛学会をご参照ください。

「こんなに良くしてくれてありがとう。頑張って通います」——30代女性の体験

ここからは、実際に通っていただいた30代女性の言葉をもとに構成した体験談です。

子どもの頃からずっと頭痛持ちで、市販薬でしのいできました。でも年々痛みがひどくなって、ある時、脳の検査を受けたんです。結果は異常なし。お医者さんには「薬を飲みすぎると、かえって痛みが悪化することがある」と言われました。ちょうど休職していた時期で、なんとかしなきゃと必死に探して、こちらにたどり着きました。

先生に体を見てもらったら、肩も背中も首もガチガチ、顎の関節も固くて、いつも食いしばっているねと言われました。ちょっとした緊張でも痛みが出てしまうから、まずはとにかくリラックスして力を抜くこと。でも、長年ずっと力んで生きてきたので、「今更力を抜くなんて無理だろうから、まずはリラックスすること、ちゃんと眠れるようになることから始めましょう」と言われたのを覚えています。

施術ベッドでリラックスする女性

首や肩周りの緊張を取ってもらうと、まず肩が軽くなったのが本当に嬉しかったです。神経整体って初めてで、頭や顎の固いところをゆっくりゆるめてもらっているうちに、気持ちよくていつの間にか眠ってしまうことが何度もありました。そして目が覚めると、不思議と頭痛が消えているんです。それが嬉しくて、週に2回のペースで通いました。

生理の時期はやっぱり痛みが強く出て、市販薬で凌ぐこともありましたが、それでも通ううちに「痛みがない時間」がどんどん増えていきました。こんなに良くなるとは思っていなかったので、先生に「こんなに良くしてくれてありがとうございます。これからも頑張って通います」とお伝えしました。

その後、再就職が決まりました。今までとは全然違う雰囲気の職場で、覚えることも人間関係も新しくて戸惑うことも多かったですが、それでも通い続けていました。職場の急な人手不足でシフトが大きく崩れてしまったタイミングで一度予約をキャンセルし、そのままご連絡が途絶えてしまいましたが、通院を通して「痛みのない時間」を確かに増やせていたこと、そしてこの言葉をいただけたことは、私にとって忘れられない経験です。

※個人の感想です。効果には個人差があります。医療行為ではありません。

気を張り続けてきた体に、初めて「緩んでいい」を教える時間です。

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